コンセプト

お客様はこの日を楽しみにしていらしたかもしれません。
お客様にとってこの日は「大切な記念日」かもしれません。
お迎えする側にとっては「今日のお客様(のひとり)」でも、
お客様にとっては大事な「一回」なのです。

 

「一回」の重さを感じながら、
選んでいただいたことに感謝し、言葉と表情、行動で思いを伝える。
それが私の考える「サービス」です。

 

そのすべては「選んでくださったお客様への感謝」から始まります。

 

「選んでくださったお客様への感謝」。
この大切さに気づいたのは、JALですでに教える立場に立ってからです。
「お客様への感謝」は基本として忘れていないつもりでも、
CAとして乗務経験を重ねるにつれ、おひとりおひとりへの気持や緊張感が薄れがちでした。
そんなある日、某超一流ホテルのマネージャーの方に言われたのが
「選ばれたことに感謝する」という言葉だったのです。

 

仕事に慣れることは大事です。
ですが、気持まで慣れてしまったら、それは「作業」にすぎません。
接遇は作業ではなく、サービスです。

 

お客様に「選んでよかった」と思っていただき、また次も選んでいただけるように、
日々心を新たに、この言葉を繰り返しています。